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この季節、「突然毛が抜けて、皮膚の一部がグジュグジュして いるんですけど」と言いながら飼い主さんがやって来ます。
見てみ ると、大きさは、直径10センチくらいのもあれば、1cmくらいの小さいのまであります。
この皮膚炎は、ヒトでは珍しいので飼い主さんはビックリしてしまいます。
この皮膚病は、Acute Moist Dermatitis、急性湿性皮膚炎またはホットスポットと言います。
一言で、「ホットスポット」と言う事 が多いですが、通常二つに分けられます。
1.表面の潰瘍が浅く、細菌が出ていないタイプ
2.潰瘍が深く、細菌が出ているタイプ
この二つを区別するために、検査を行います。
1.掻爬検査(そうはけんさ):皮膚炎になってしまった部分を少し 削って顕微鏡で見る検査
2.スタンプ検査:ペタペタとガラスに塗って染めて顕微鏡で見る検査
3.細菌培養/感受性検査(さいきんばいよう/かんじゅせいけんさ):細菌を増やして顕微鏡で観察したり、
どの抗生物質が効くかをみる検査
この結果によって、抗生物質だけで治療するのか、ステロイド剤 を使わないと治らないのかを判断します。また補助治療として、毛 を刈って毎日消毒剤を使うと早く治ります。通常、1週間から10日 くらいで治りますが、中には1ヶ月くらいかかることもあります。
マーブル動物病院院長
難 波 信 一 |