2004年02月23日号

「血中乳酸濃度測定器」を導入しました!!

 


 1月中旬より「血中乳酸濃度」が測定可能になりました。
 この乳酸は、 胃拡張-捻転症候群になってしまったワンちゃんの手術後を予測できたり、ワンちゃんやネコちゃんに腹水がある場合に、その腹水が細菌性かどうかを判定するのに役立ちます。
 「乳酸」と言えば、ヒトでは疲労の指標になり、スポーツ選手の「練習しすぎ」を的確に判定してくれます。ワンちゃんでも運動後に測定すると高くなりますが、動物病院でワンちゃんやネコちゃんの「一時的な疲労度」を測っても・・・っていう感じです。
 ヒトの分野では「疲労度」の他に、ヒトの方では、高値であればショック、心筋梗塞、左心不全、肺塞栓、慢性貧血、急性シアン中毒、ビタミンB1(チアミン)欠損症、Gierke病、フルクトース1,6-ビスホスファターゼ欠損症、ピルビン酸カルボキシラーゼ欠損症、ピルビン酸脱炭酸酵素欠損症などが疑われ、低値であれば糖原病IIVVII型、LDH欠損症、筋ホスホグリセリン酸キナーゼ欠損症などという、名前がとても難しい病気を診断する助けになります。
 血液1滴で測れますので、今まで以上に血を取る必要はありません。この機器も活用していきたいと思っています。


                                        マーブル動物病院院長
                                               難 波 信 一