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どうしてセミナーや通訳に行ってしまうのか?/2002年11月11日号
- こんにちは。マーブル動物病院院長の難波信一です。
2001年以来、年に何回か獣医学セミナーの通訳、アメリカ出張、講演などをする機会が増えてきました。 進歩のめまぐるしい獣医学の中に身を置く臨床獣医師として、「何をすべきか。」をいつも考えながら診療を行っております。 その中で、「知らなかったから、治せなかった。」という事態だけは、どうしても避けたい事なんです。 ですから、「どうしても情報をいち早く持ち帰り、日々の診療に生かしたい!!」という切なる思いから、 セミナー通訳、アメリカ出張を繰り返しているわけです。講演については、「私の知識が役に立つなら。。。」との思いから、当院の手法を公開しているわけです。
セミナー通訳って何をしているのか?
- アメリカには獣医師に専門医制度があります。 内科専門医、心臓病専門医、神経病専門医、腫瘍専門医、外科専門医、麻酔専門医などなど、 各科にエキスパートの先生方がいます。残念ながら現在の日本ではこの制度が確立されているとは言えません。 ですから、アメリカからエキスパートの先生方を招聘して講演をしてもらいます。 もちろん英語の講演ですから、通訳が必要です。毎回主催しているペットベット社の南毅生先生と懇意にしている関係から、2001年以降通訳をするようになったわけです。
- 講演前には、講師から送られてきたテキスト、スライドの翻訳を行います。セミナー当日は逐次通訳をします。
これら一連の作業から膨大なる知識を得ることができます。
これまでの通訳
- 1990年10月 麻酔学 Dr.Stephen A. Greene - Washington State University
- 2001年03月 内分泌病学 Dr.Mark E. Peterson - The Animal Medical Center, New York
- 2001年07月 腫瘍学 Dr.Philip J. Bergman - The Animal Medical Center, New York
- 2001年11月 猫科学 Dr.Margie Scherk - Cats Only Clinic, Canada
- 2002年01月 腫瘍病理学 Dr.Amiya Patnaik - The Animal Medical Center, New York
- 2002年02月 皮膚病学 Dr.Daniel O. Morris - University of Penssylvania
- 2002年03月 腫瘍学 Dr.Philip J. Bergman - The Animal Medical Center, New York
- 2002年07月 内分泌病学 Dr.Mark E. Peterson - The Animal Medical Center, New York
- 2002年11月 軟部外科学 Dr.Thereasa W. Fossum - Texas A&M University
- 2003年は、国内5回、海外1回の通訳、アメリカ出張1回が現段階(2002年11月11日現在)で決まっております。
導入による利点
- ・結果が分かるまで60分以内(→治療が早く始められる)。
- ・検査料金が安価(約半額)になった(→飼い主さんの負担を減らすことができる)。
- ・検査を行うかどうかの悩みが解消された(→気軽に検査することができるようになった)。
- より良い獣医療を目指して頑張っていきますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。