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新しいフィラリア予防薬が発売されました/2002年04月05日号
昨年までフィラリア予防は「毎月1回の飲み薬」しかありませんでした。 今シーズン、「1回の注射で6ヶ月間有効」なフィラリア予防薬が発売されました。 これは「ついうっかり飲ませ忘れた」というのを防ぐために開発された薬剤です。
- 当院では毎年5月から11月もしくは12月までの予防をお勧めしてきました。 これは、「蚊が出始めてから1ヶ月後から予防を始め、蚊が出終わって1ヶ月後まで予防する。」を基にしています。 ですから、あまり早く始めても意味がありませんし、早めに終わっても意味がありません。 今シーズンから フィラリア予防の注射を使う事で、「より簡単に、より確実に」行う事ができます。 薬の特徴を基にして、3つの方法から選ぶ事ができます。
注射を年2回
- 1回の注射で6ヶ月有効ですので、半年毎に注射すれば1年中予防ができるわけです。「ついつい忘れがち...」「薬を飲ませるのが、とても大変...」と思われている飼い主さんに最適です。第1回目の注射前にフィラリア検査が必要ですが、その後は不要になります
注射を1回と飲み薬を1〜2ヶ月
- 回の注射で6ヶ月有効です。始まりの1〜2ヶ月、または最後の1〜2ヶ月を飲み薬で補充する方法です。「できるだけ、合理的、経済的に...」と思われている飼い主さんに最適です。毎シーズン前にフィラリア検査が必要です
飲み薬を毎月飲ませる
- 月1回の投薬が必要です。以前から行われている予防法です。「以前と同じ方法で結構...」「慣れているから、このままで良い...」という飼い主さんに最適です。毎シーズン前にフィラリア検査が必要です
- どの方法でも効果は同じです