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「おやつ」と「サプリメント」の違いって何でしょう? 最近、嗜好性の良いサプリメントが、たくさん出ているので二つを区別する事が難しくなってきました。基本的に「おやつ」は、嗜好性を追求したものと言う事ができると思います。ワンちゃんが食べてくれなきゃ、「おやつ」にはなりませんからね。一方、「サプリメント」ですが、普段食べている食餌で栄養的には足りてはいるものの、ある種の成分を強化して「より健康に!!」、また「ある種の病気のワンちゃんに対する治療補助」を目的に食べさせます。つまり「サプリメント=健康補助食品」と言う事ができるでしょう。
ここでは、最近多くなってきたサプリメントについて解説してみる事にしましょう。
●利用度が浸透している海外の現状は?
欧米では古くから一般の人たちがビタミン剤やミネラル剤といった健康補助食品を飲む習慣がありました。一方、日本人はこのような健康補助食品を摂取する習慣が昔から少ないと感じています。ワンちゃんに置き換えてみても、欧米での健康補助食品に対する関心というのは、非常に高いものがあります。やはり自分たちが飲んでいて、「ワンちゃんもより健康にしたい!!」という発想から「健康補助食品を与えよう!!」という意識が自然に芽生えてきたのではないでしょうか。日本の場合、健康補助食品を始められる飼い主さん達は多いんですが、途中で忘れてしまったり、面倒くさくなって止めてしまったりという方が多いように感じます。これを機にワンちゃんと一緒に健康補助食品を始めてみても良いかもしれませんね。
●フードとサプリメントのバランスの取り方は?
ヒト用のサプリメントと違って、ワンちゃん用のサプリメントは味を追求するようになってきました。最近では「おやつ」なのか「サプリメント」なのか分からないくらい、喜んで食べてくれるワンちゃんが多くなってきたように感じます。以前のサプリメントは、錠剤だったりカプセルになっていたりと、薬をあげているような感じがあったり、飲ませにくかったりと苦労された飼い主さんが多かった事も、サプリメントが普及しなかった一つの原因だと思います。これはワンちゃん、飼い主さんにとって非常に喜ばしい事だと思います。
さて、毎日の食餌とサプリメントの割合ですが、あくまでもサプリメントですから、普段食べている食餌よりたくさんあげたり、サプリメントの方に偏ったりしない方が良いと思います。余談ですが、呉々もおやつを食餌にしないように。
●サプリメントにはどんな役割があるのでしょう
サプリメントを使う状況には色々な場合がありますので一概には言えませんが、代表的なものに関節炎や皮膚病の予防と治療補助に使う事が多いものです。例えば大型犬は歳を取るにつれて関節に障害が出てくるワンちゃんが多くなります。若いうちからサプリメントを与えていると、知らず知らずのうちに関節の障害が出にくくなります。また既に関節の障害を起こしてしまったワンちゃんには、サプリメントを一緒に使ってあげると、よく使われている非ステロイド系抗炎症剤の量を減らせる事があります。全部のワンちゃんに同じように効果があるとは言えませんが、もし効果があれば一般の薬と違って副作用がなく、身体に負担をかけずに管理してやる事ができます。
また皮膚病についてですが、関節と違って原因がたくさんありますので、まずは原因を薬で治療する事が大切です。その時にサプリメントを使って、治りを早めてやる事や使う薬を減らせる事ができます。またアレルギーなど季節によって周期的に痒みが出てきたり、一年中痒みがあったワンちゃんに使ってあげると、痒みがなくなったり少なくなる事があります。中には「サプリメントをあげ始めると皮膚病が治った。」事もあります。
例として関節の障害と皮膚病について少し解説してみましたが、全部のワンちゃんに同じように効果があるとは言えません。しかし少しでも効果があれば一般の薬を減らす助けになりますし、それだけでも管理できる事もありますので、獣医さんに相談してみると良いでしょう。
●どう使えば効果的なのでしょう
サプリメントの役割というのは、あくまでも補助的な治療、予防的に使うのが原則です。ですから余り過剰な期待をして使っても、効果がないから止めるという悪循環に陥りやすいものです。「続ける」事が非常に大切ですので、「よし、やってみよう!!」と思われたら、途中で止めないようにしましょう。予防的に使うとついつい忘れがちになりますが、「将来のために使っているんだ!!」という強い意志で続けてあげてくださいね。
●さまざまな症状の予防や対処法としての使い方は?
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【動物病院で手に入いるサプリメントの例】
タブ・ポケット(共立製薬):おやつかサプリメントか分からないものです。但し、トウモロコシ、七面鳥、タピオカなどから作られていますので、アレルギーを起こす事は少ないでしょう。錠剤を飲ませる時に役立ちます。
ジョイント・サポート・タブ(共立製薬):関節炎の予防、治療補助に効果があるサプリメントです。緑イ貝抽出エキスが豊富に入っています。この緑イ貝は、軟骨を作っている成分、抗炎症作用をもつETA、EPA、DHAなどが含まれていて、関節炎に悩む人間でも使用されています。
イミューン・サポート・タブ(共立製薬):いわゆる「免疫系を調節する」サプリメントです。活性酸素によって低下した免疫機能を高めると言われています。エチナシアというハーブ、抗炎症作用を示すガンマ・リノレン酸、ルテイン、タウリン、ポリフェノールなどを含んでいます。幼齢、また反対に中高齢期を迎えたワンちゃんにオススメです。
ウエイト・マネージメント・タブ(共立製薬):肥満はさまざまな病気の原因になりますので、ワンちゃんのダイエットに最適なサプリメントです。ヒトでも注目されているブリンドルベリー(ガルシニア・カンボジア)に含まれるヒドロキシクエン酸が使用されています。すぐに効果が出るわけではありませんので、続けて使う事が大切です。
プロモーション(共立製薬):関節のためのサプリメントです。活性酸素によるダメージを防ぎ、痛みと炎症を和らげ関節軟骨を作る。。。グルコサミン、ペプチドコラーゲン、バイオフラバノール等を含んでいます。どちらかというと関節炎になってしまったワンちゃんの治療補助に使う事が多いものです。
人間の方でも予防医学の重要性が叫ばれています。ワンちゃんも病気をしにくい身体にしてあげてはどうでしょう。
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